泌尿器科医の徒然日誌

日々思ったこと、医療情報などを綴っています

2016年02月


恒例のドーナツタイムを終えた須山です。
今日はちょっと冒険していつもと違うドーナツを買ったのですが、いつものにしておけばよかった〜。
ま、そんなのどうでもいっか…。

さて、今月はインフルエンザにかかって病院を休んだり(インフルエンザに罹患したのは人生初。ご迷惑をかけた方々すみませんでした)、他院に出張手術に数回行ったり、とある事情であっちこっちの大学病院に相談に行ったりと、いつもよりはちょっとバタバタしておりました。

 僕は他院での出張手術(=アウェイでの手術)にはたまに行っており、また、僕自身アウェイでの手術は好きなのですが結構大変でもあります。なぜならまずは道具。三愛会なら看護師さんに「◯◯の手術やるからね~」、と言っておけば全て自動で出てきますが、アウェイではどんな道具があって、何が無いのか、又、予期せぬ事態も考えて余分に道具を準備して乗り込みます。それでも道具はいつもと違うし、スタッフも違うし、緊張もするしでいつもの8割の力が出せれば御の字だと思っています。
 ただ、アウェイでの手術をした後はたいてい自分の技術が向上している気がします。それは、多分上記のように色々な事をシュミレーションして、いつも以上に万全の体制をつくり上げるからなのでしょう(それでもいつもの8割の力が出せれば万々歳)。ということは、いつもアウェイで手術をやるつもりでシュミレーションをすれば良いのは、と考えて実践しております(が、これがなかなか難しい…汗)。

 大学のように、「この病気は須山が担当ね」みたいならば必然的に執刀する件数が増えて経験値も上がるのですが(大学や大病院の先生方は研究や雑務等もあるのでとても大変ですが、この部分に関しては羨ましい限りです…)、当院みたいに大病院ほど症例数が多いわけでも無く、しかもすべての手術を自分がやらなければいけない(=ジェネラリストで無くてはいけない)施設だと、手術の質を高めるためには他人と同じ努力をしていても到底勝ち目はありません。

 では、患者さんは大学病院(や、大病院<high volume center> )に行くのが正解か?

 これは僕が以前からこだわっていることであり、今までも何度かブログで書いたことがある事ですが、少なくとも当院の泌尿器科に関してはそれが正解では なく ありたい思っております。
 実際、僕が以前見学に行った地方の小さな民間病院には、全ての手術のレベルが観ていて鳥肌が立つくらい高い先生がいたりしました。又、論文の読み込みが物凄い先生も沢山います。
 僕もそうあり(なり)たいと思っており、あちこちの施設に見学に行ってはその先生の技術や考え方を盗ませていただいたり、手術前には綿密なシュミレーションを行ないます。

 丁度先日、今年の見学予定施設を検討していたのですが現時点で5施設(含 クリニック)。その中には以前勤めていたがん研有明病院も入っていますが、がん研の先生達がその後何を考え、どのようにモディファイしているかを確認することは大切であり、かつ、とても勉強になる作業です。実際、勤務していた時は500回以上間近で観ていた手術でも毎回新たな発見があります(時間の問題でがん研には年1回くらいしか手術見学に行かれていませんが…)。

これからも、「医師にとっては数多ある手術の1回かもしれないが、患者さんにとってはたった1回の手術である」
事を常に意識して、毎回、前回以上のパフォーマンスが出せるように努力を続けたいと思います。

【今日の一冊】
今回は紹介する本がありませんでした。


須山は体調不良にて今週いっぱい病院をお休みさせていただきます。
外来も休診となりますので、ご注意下さい。

なお、月曜日(2/8)の午後外来も他院での出張手術のため休診となります。

来週火曜日(2/9)からは元気いっぱいで再稼働予定ですので宜しくお願い致します。

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